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胃酸過多症
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 胃液の分泌や酸度は、個人により、また、年齢、環境によって異なるものです。胃液の酸度が異状に高いものを過酸(高酸)といいますが、これ自体が一つの病気というわけではありません。

 過酸があっても、なんら症状がないときは、病気というわけではなく、もし、なんらかの症状が過酸のためにあらわれたときに、初めて病気として扱うことになります。これを胃酸過多症、または過酸症と呼びます。
 
 胃酸過多では、胃液酸度が高く、そのうえ胃液分泌量が増加します。そして後述するような症状(酸性あい気、あい気、胸焼け、疼痛)がみられる場合に、胃酸過多症というわけです。それゆえ正確に胃液検査を行わなければ、この病名は使えないことになります。
 
 しかし、もう少し広い意味にとって、簡単な胃液の検査を行い、無酸でない状態が見られ、しかも症状があれば、これも胃酸過多症と呼ぶことがあります。また、実際に胃液検査をしないでも、酸性あい気があれば、胃酸過多症という事もあります。

 このように胃酸過多症というのは、はなはだ愕然とした病名ですから医師は外来者に一応この病名を付けておき、さらに詳しく検査をして正確な病名をつけるようにしています。

 つまり、よく検査をすると、胃炎、胃、十二指腸潰瘍などが発見されることが少なくないからです。このような病気が全くなく、胃液の酸度が高く、しかも症状があるときには、胃酸過多症と呼ぶほかはないわけです。
 
 ★ 原因

 胃酸過多症はいろいろな原因で起こりますが、体質による場合が最も多いと考えられています。

 胃液分泌は自律神経の支配を受けており、迷走神経が促進的に、交感神経が抑制的に作用しています。そのほか幽門前庭部から分泌されるガストリンと呼ばれるホルモンは、胃液を分泌させる作用を示します。

 これらの最高中枢は間脳の視床下部にあると考えられます。それゆえ、迷走神経の興奮状態にある人では、胃液の分泌が亢進するわけです。またガストリンの分泌亢進も当然関与します。

 このような体質を持つ人では胃酸過多が起こることになります。また幽門けいれんを起こしやすい人では、胃液の十二指腸への排出が送れて、胃内に停滞し、これが刺激となって胃酸過多が起こります。瀑状胃のような形態異状のある場合にも起こります。
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 十二指腸潰瘍、胆石症、尿崩症などでも胃酸過多は起こります。特に十二指腸潰瘍では、非常に多く見られます。

 そのほか、刺激性の食物を食べる習慣、飲酒、喫煙の習慣なども胃酸過多を起こす原因になります。薬物なども胃液酸度に影響を及ぼします。ことに、副腎皮膚ホルモン剤の作用によって胃酸過多が起こり、長期にわたると胃・十二指腸潰瘍が発生します。

 ★ 症状と経過

 よく起こる症状は、酸性あい気、あい気、胸焼けです。この三つの症状は、溜飲症状または酸症状とも呼ばれます。このうち酸性あい気は、胃酸過多症の最も重要な症状です。

 酸性あい気
 これは、酸性の液が口中へ逆流上昇する状態で、ひどいときには、口腔の粘膜や舌がしびれ、唾液の分泌が増加することがあります。

 あい気、胸焼け

 あい気(ゲップ)は、胃からガスが口中へ出てくる状態で、胸焼けは、みぞおちや胸骨の裏側が、焼けるように熱く感じる状態です。しかし、あい気や胸焼けは、胃酸過多の場合だけでなく、低酸、無酸のときにも起こります。

 あい気は、胃の運動・緊張の亢進とか、空気を飲み込む習慣の人にみられ、胸焼けは食道下端の圧の上昇、胃内圧の増加などで起こります。

 痛み
 胃酸過多症では、一般に食欲が良好で、空腹時にはしばしばみぞおちに痛みを訴えます。この症状も、胃酸過多症の大切な症状です。

 この空腹時の痛みを訴える胃をX線でみると胃の運動が極端に亢進していることがあります。症状は非常に十二指腸潰瘍に似ていますが、精密な検査を行っても潰瘍を発見できません。このようなものをドイツ学派では刺激胃と呼んでいます。

 経過
 胃酸過多症は、常に一定の症状を示すとは限りません。症状の種類、程度もさまざまに変化します。これもやはり一種の不定愁訴ということができます。症状 の出没は、不適当な食事、過食、過飲に関係することは当然ですが、過労とか精神的ストレスも悪化の原因となります。
 
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 すなわち、これらの刺激は、胃液分泌を亢進させるだけでなく、胃の運動をも促進させるためです。このような症状が続いているうちに、十二指腸潰瘍や胃潰瘍が起こってくることもあります。

 また若いときには症状が強く、年齢を増すとともに症状が軽減したり、消失することもあります。

 なお胃酸過多症の人がアスピリン、そのほかの解毒剤、鎮痛剤、消炎剤などを飲むと、痛みが強くなったり、時には急性出血性胃炎を起こすこともあります。また、潰瘍ができることもあります。

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