慢性胃炎とは,慢性胃炎 症状

慢性胃炎 原因,慢性胃炎 ストレス

慢性胃炎
病気・症状 Navi Home > 胃の病気 > 慢性胃炎

 慢性胃炎の特徴は胃の粘膜の萎縮、すなわち腺組織の破壊、消失です。これを起こす原因は、急性胃炎と同様、いろいろな刺激が反復するためという考え方があります。

 また自己免疫が重要な役割を演ずるという考え方もあります。しかし、まだ決定的な原因は解明されていません。

 次に慢性胃炎にみられる症状がどうして起こるかということが問題となります。その一つの原因は、胃粘膜の腺組織の消失による胃酸分泌の欠乏です。

 胃液中の塩酸の欠乏が直接的に消化障害を起こすわけではなく、塩酸の欠乏のために二次的に起こる膵液の分泌の減少が小腸内での消化障害の原因となるからです。

 さらに、症状を起こす最も重要な原因として精神的ストレスがあります。特に情緒不安定な性格の人に起こりやすいものです。このような人が、精神的ストレスを受けると症状があらわれるわけです。

 症状がひとたびあらわれると、精神がそのことに集中して、さらになおりにくくし、またほかの症状も引き起こすという一種の連鎖反応が生ずることになります。

 以上のように、慢性胃炎は萎縮性胃炎を基盤として起こるもので、高齢者では、一種の加齢現象(老化現象)で、病的なものとは考えられていません。

 このような状態の人が精神的不安などにおそわれると、症状があらわれてくるわけです。もちろん食事の不摂生でも症状が起こるのは当然です。


 ★ 慢性胃炎の症状と経過

 症状

 胃の症状
 慢性胃炎には特有な症状はありませんが、胃の症状としては、みぞおちの停滞感、膨満感、食欲不振などがよく起こります。

 しかしこれらの症状は胃酸の欠乏だけでなく、胃に運動の低下によっても起こる症状です。このほかの症状としてみぞおちの痛み、吐きけ、胸焼けなどもよくみられます。

 全身症状
 胃の症状のほかに、からだがだるいとか、頭重、不眠、めまい、肩こりなどの全身症状もしばしばみられます。これらの症状は精神的ストレスが加わるとあらわれやすいものです。また、自律神経の失調なども関係します。

 胃の症状、全身症状いずれも、変動しやすいのが特徴で、しかも特異性がないので、不定愁訴と呼ばれています。
スポンサードリンク

 経過

 慢性胃炎の経過はまちまちです。萎縮性胃炎自体はなおらないものですが、症状は案外すみやかに回復することが多いものです。しかし中には年余にわたって持続することもありますし、症状が再燃したり、急性憎悪を起こしたりします。

 再燃と急性憎悪の原因としては、食生活の不摂生、精神的ストレス、過労、睡眠不足などが上げられます。

 慢性胃炎の特殊型

 びらん性胃炎
 この胃炎は、びらんの周囲が隆起してタコいぼ状をしめすものと、隆起がはっきりしない平坦型があります。幽門前庭部に見られ、空腹時の痛みを訴えることが多いものです。

 巨大すう壁症
 胃の粘膜組織を見ると委縮性胃炎になっていますが、X線像では胃にあらいすう壁(ひだ)がみられます。この病気では、体内のタンパクが胃の粘膜から漏出し、低タンパク血症を起こすことがあります。


 ★ 慢性胃炎と他の胃疾患の関係

 胃がんが慢性胃炎から起こるという考え方が唱えられたことがありましたが、現在では、この考え方は否定的です。

 胃潰瘍が慢性胃炎でできた浅い傷から発生すると考えられたことがあります。しかし潰瘍と慢性胃炎の傷とは別のものだという考え方のほうが強く、これも現在では否定的です。

 胃下垂では、胃が下垂するほかに、アトニーといって、胃の運動、緊張が低下することが多く、症状が慢性胃炎に似ています。また胃下垂に慢性胃炎が合併することも少なくありません。このようなときには症状が強まる傾向があります。
 
スポンサードリンク


スポンサードリンク

 
Copyright (C)  病気・症状Navi All Rights Reserved