動脈瘤,静脈瘤

動脈瘤とは,静脈瘤とは

動脈瘤・静脈瘤
病気・症状 Navi Home > 血管の病気 > 動脈りゅう・静脈りゅう

 

 ★ 動脈瘤

 動脈の一部が、こぶのように異状に拡張した状態を動脈瘤といいます。動脈の壁の一部に弱いところができると、そこが内圧に抵抗できなくなり拡張してしまうもので、外傷に伴う動脈損傷によるものが最も多く、そのほか動脈硬化や梅毒感染、動脈壁の先天性異状なども原因となります。

 はじめは拍動性の腫瘤として、ふれるとわかる程度ですが、しだいに大きくなると神経を圧迫して神経痛を起こすようになり、さらに大きくなって破裂、出血などの危険も招きますから、早いうちに原則として切除手術、血管移植をします。
 
 動脈瘤は、動脈のどの部分にも発生しますが、主なものは腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤です。

 腹部大動脈瘤

 女性より男性にあらわれることが多く、年齢的には60歳以上に多くみられます。かなりの大きさ(握りこぶし大)になっても症状はほとんどあらわれず、わずかに鈍痛程度の腹痛、不定の胃腸症状、腰痛、下肢への牽引痛が感じられるくらいです。

 発見も偶然によることが多いのですが、無自覚、無症状のものでも急に破裂することもまれではないので、動脈硬化のある人は、ふだんから気をつけて確かめておくことが大切です。

 発見されたら、他の病気の合併症など特殊な事情のないかぎりは手術して取り除きます。

 胸部大動脈瘤

 動脈硬化症や梅毒が原因となるものが多く、女性より男性に、年齢的には50歳以上の人に多く起こります。小さいうちは症状もほとんどありませんが、しだいに大きくなると、気管支を圧迫するので、せきが出たり呼吸が苦しくなったりします。

 また、神経を圧迫して声がかれたり、食道を圧迫するために食物が飲み込みにくくなることもあります。さらに静脈血が心臓に帰るのを妨げ、そのため上半身がうっ血して顔やくびがはれてきます。

 直径7〜8センチになると急激に破裂し、呼吸困難、血圧降下、ショック状態におちいり、1〜2日のうちに生命に危険を及ぼすこともあり、多くは数週間以内に不幸な結果を招きます。
 
スポンサードリンク
 ★ 静脈瘤

 静脈が拡張し、屈曲、蛇行したものを静脈瘤といい、女性の下肢に多く見られます。

 原因はまだよく分かっていませんが、先天的に静脈壁が弱いのか、静脈の弁のなんらかの原因による欠陥、傷害によるのではないかとみられています。長時間 の立ち仕事をする人に多く、妊娠、靴下、また小骨盤や鼠経部腫りゅうによる静脈の圧迫も関係があるようです。

 症状はいろいろで、立ったときに静脈の怒張、屈曲が見えるだけのものもあれば、これによって起こるうっ血のために下肢がだるく、疲れやすくなるもの、鈍 痛、緊張感を伴うものもあり、また、静脈瘤のある部分に知覚異常、痛み、かゆみを感じることもあります。

 長期にわたると下肢のむくみ、皮膚の色素沈着が起こり、潰瘍ができてなおりにくくなることもあり、時には血栓性静脈炎を合併して発熱、痛みなどを急性炎症を起こすこともあります。
 


スポンサードリンク

 


Copyright (C)  病気・症状Navi All Rights Reserved