喉頭がん,喉頭癌

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喉頭がん
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 いわゆる「のどぼとけ」にあたる声帯およびその付近に発生するがんを喉頭がんといいます。

 発生する位置によって、声門上がん(声帯よりも上方に発生する)、声門がん(声帯に限局して発生する)、声門下がん(声帯より下方に発生する)に分けられます。喉頭がんは、咽頭がんと比べて、次のような特徴があります。

@ 治癒率が高く、特に初期に発見して治療を受ければ、100人中80〜90人は永久的になおる。
A 女性にはきわめて少ない。男女の比は10対1である。
B 咽頭がんの場合より年寄りに多く、特に60歳代に多い。

 ● 症状

 症状には顕著な特徴があります。

 ● 嗄声(しわがれ声)
 喉頭がんの80lは、最初声帯に発生します。したがって、この場合は、初期症状として必ずしわがれ声になります。このしわがれ声は、ふつうの治療を続けてもよくならず、しだいに悪くなっていくのが特徴です。

 ほかには、痛みもなくその他なんの症状もないため、たいていの人は、かぜで声がかすれたのだろうと気にも止めず放置しがちです。時には医師でさえあまり重大に考えないこともあって、これがのちに失敗を招く原因になることが多いのです。

 ● その他の症状
 喉頭がんでは、常にしわがれ声になるかというと、そうとは限りません。20lぐらいの喉頭がんは声帯以外のところに初発するからです。この場合、初期のうちは特異な症状はほとんどなく、喉頭の異物感、物が引っかかったり、つまったりする感じがある程度です。

 さらに進むと、しわがれ声を伴うものも伴わないものも、ものを飲み込むときに痛む、飲み込みにくい、呼吸が苦しい、喉頭がゼーゼーいう(ぜい鳴)、頸部リンパ節がはれてくるなどの症状があらわれます。
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 ● 診断

 40歳以上の人(特に男性)でふつうの治療を受けても嗄声が1か月以上も続くようなときは、無条件に専門医の診察を受けなければなりません。この初期の症状のうちに治療を受ければ、ほとんど100l治癒します。痛んだり、呼吸が苦しくなってからでは、声が失われるばかりでなく、治癒する見込みも低下します。

 嗄声を伴わない咽頭がん(声門上がん)は、嗄声を伴うもの(声門がん、声門下がん)に比べて、一般に治癒率が劣ります。これは、はっきりした症状がないため、つい手遅れになるのと、早期に頸部リンパ節転移を起こすからです。

 したがって、40歳以上で喉頭に異常感のある人は、1日も早く専門医を訪れて、診察を受けることが大切です。

 熟練した医師がみれば、ひと目で診断がつきます。X線検査、直達検査が必要なこともあり、診断の確定には組織学的検査を行ないます。
 

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