直腸がん,肛門がん

直腸癌,肛門癌

直腸がん・肛門がん
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 ★ 直腸がん

 直腸は、大部分が骨盤の中に深くおさまっていて、下方は肛門で体外へ開き、上方は腹腔内に伸びて、S状結腸につながっています。

 直腸がんは、この内面をおおっている粘膜にできるがんで、胃がんなどに比べると少し温和な性格を持っています。そのため案外なおりやすい部に入るがんです。しかし、がん細胞が血液の流れに乗って肝臓に転移しやすいので、肝転移を起こさないうちに発見することが大切です。

 直腸がんも他の腸のがんと同様に、欧米諸国に比べると少なく、ある病院では消化管のがんの10.5l強にすぎません。しかし大腸がんのうちでは70lを占め、いちばん多くなっています。年齢的には50歳代の人にもっとも多く、性別では、男性のほうが女性よりもやや多くなっています。

 ● 症状

 直腸がんの最も重要な症状は、排便のときの出血です。この出血は、初期のうちに気づいた人が50lもいますし、病院に行く頃には実に80lの人が気づいています。
 
 この出血に注意を払っていさえすれば、がんも非常に小さなうちに発見できるはずですが、痔による出血と思い込まれる場合が非常に多く、これが早期発見を遅らせる大きな原因のようです。

 次に便所に何回も行く、粘膜や血液の混じった便がしぶるように何回も出るといった症状があらわれますが、この症状はかなりがんが発育してからあらわれます。

 実際に症状に気づいてから手術までに浪費される期間は10ヶ月ぐらいです。直腸がんが小さいうちの症状は、出血以外はほとんどありませんから出血を早く発見し、一日も早く専門医に診断してもらうのが最も大切なことです。

 ★ 肛門がん

 直腸粘膜と肛門外の皮膚との移行するところにできるがんです。したがって、粘膜のがんもあれば、皮膚のがんもあります。しかし扁平上皮がんといわれる肛門のがんは少ないようです。

 肛門のがんは外からよく見えたり、ふれたりしやすいので、早期に発見されるはずなのに、案外進行したものが多いものです。また小さくても性質が悪く、なおる人が少ないのです。

 これは、肛門のまわりには血管やリンパ組織が発達していて、とびひ(転移)を作りやすいことによるものでしょう。
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 初期にはかゆみや痛みを伴うしこりとしてあらわれ、はじめはいぼ状か、平らなかたまりですが、そのうちに潰瘍をつくります。

 また、珍しいタイプでは、肛門周囲の皮膚にページェット病といって、数年にわたるかゆみの強い、ただれがあらわれるものもあります。

 肛門がんの手術は、体表に近く直腸の手術より容易に見えますが、以外となおりにくいものです。腹会陰式直腸切断術を行ない、左下腹部に人工肛門を作ります。また肛門のがんはそけい部のリンパ節に転移しやすいので注意する必要があります。


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