骨肉腫,骨肉腫とは

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骨肉腫
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 骨肉腫とは、骨にできる悪性の腫瘍のことをいいます。すなわち、発育期にある少年の上・下肢の骨の一部が、突然、異常な増殖をはじめ、多量の骨組織を形成しながらかたい腫りゅうをつくったり、あるいは逆に、罹患した骨をドンドン破壊吸収してしまう腫瘍のことです。

 この腫瘍は、周囲の正常な組織を破壊して発育を続けます。そして、その腫瘍細胞は、早くから血流中に入って体内をかけめぐり、局所の骨ばかりでなく、肺やその他の臓器に同じような病巣、すなわち転移巣を作ります。そのために、患者はやがて命を落とす、という恐ろしい病気です。

 なお、ひと口に骨といいますが、骨は、骨組織、軟骨、線維組織、血管、脂肪、造血器(骨髄)など、いろいろな組織から構成されています。悪性の腫瘍すなわち肉腫は、これらの組織のそれぞれに発生していきます。

 しかし、厳密に骨肉腫というときは、骨組織が主体となって増殖してくるものをいい、軟骨から発生したものは軟骨肉腫、線維組織から発生したものは、線維肉腫、血管組織に由来するものは血管肉腫といいます。

 ● 罹患傾向

 骨肉腫は、骨に生じる悪性の腫瘍の中では、がんが骨に転移してくる場合を除いては、最も多い発生頻度をしめしています。

 15歳前後の少年期におこる病気ですが、これを男性と女性とで比べてみると、男性のほうが、女性の2倍も多いとされています。

 骨肉腫の発生する場所は、大部分が、上・下肢の長管骨で、なかでも大腿骨の下端や脛骨上端など膝関節周辺に多く、上腕骨の上端、すなわち肩の付け根のところや、大腿骨の上端、骨盤、脊椎などにも発生します。しかし、手足の小さな骨にはほとんど発生しません。

 ● 症状と経過

 おもな症状は痛みです。多くの場合、はじめは軽い一時的な痛みですが、しだいに持続的な、しかもはげしい痛みとなり、ずきずきするような、時には焼け付くような痛みにもなってきます。
 
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 痛みと同時に、罹患部がはれてくることが多く、このはれは、手でさわると、かたい骨のような感じのときもあれば、ゴムまりのように、弾力性があって柔らかいときもあります。

 そのほか、腫瘍が下肢に発生したときは、ビッコを引くようになったり、ひざの関節がじゅうぶん曲げられなくなったりします。

 全身的な症状としては、倦怠感や脱力感があり、ときどき熱を出すことがあります。そのため、かぜや扁桃炎と間違えられるときもあります。

 以上のような症状がみられたら、できるだけ早く整形外科医を訪れ、X線写真、その他いろいろな検査を受けてください。万一、骨肉腫である場合は、ぐずぐずしていると、局所ばかりでなく、肺などにも血流を介して転移巣が発生し、治療が手遅れになってしまうことがあるからです。
 

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