胃がん,胃癌

胃がん 原因,胃がん 初期症状

胃がん
病気・症状 Navi Home > がん > 胃がん


 胃がんは、胃の内面をおおっている粘膜の細胞ががん細胞に変化して起こる病気です。がん細胞が粘膜にとどまっているものを粘膜がん、粘膜の下層に進んだものを粘膜下層がん、さらに進んで筋層までおかしたものを筋層がん、胃の外面をおおう漿膜(腹膜)まで広がったものを漿膜がんと呼んでいます。

 このうち粘膜がんと粘膜下層がんは手術後のなおる率がきわめて良いので早期胃がんと呼ばれています。これとは逆に筋層がんと漿膜がんは手術後の治癒成績がそれほどよくないので進行がんとして区別しています。
 
 もちろん早期がんといっても、粘膜下層がんでは、周囲のリンパ節にがん細胞が入り込んでいることがありますし、進行胃がんでは周囲のリンパ節だけでなく、胃の周囲にある網膜や腹膜をはじめ、肝臓、直腸、卵巣、肺などの臓器や、はなれた場所にあるリンパ節などにもがん細胞が転移して死亡の原因になることがあります。

 胃がんは一般に男性に多く、しかも老年になるほど多いものです。地域住民の胃集団検診で発見された胃がんについてみても、男性の0.22lに対して女性は0.14lとなっています。また年齢についてみると、男性では50歳代からしだいに増加していますが、女性でも同様の傾向がみられます。

 胃がんの死亡率は、わが国が世界1位を占め、日本人のがんの死亡順位も男女ともに胃がんが1位になっています。なお、わが国でも地域によって胃がん死亡率には多少の違いがあり、米や飲料水、食習慣などが問題にされています。

 ● 原因

 胃がんの原因については一般のがんと同様に、まだ決定的なものはありません。いろいろの発がん物質によって動物に胃がんをつくっていますが、食事の中のどのようなものが胃がんの原因となるのかまだわっていません。

 食習慣のうち、白米、塩魚、酒類などの多量摂取が関係しているようにも考えられますが、まだ決定的とはいえません。

 また胃がんが同一家系内に頻発することもありますので、遺伝が関係しているのではないかとも考えられています。しかし胃がんに特有な遺伝因子があるのかどうか、また胃がんの遺伝様式はどうなっているのかについては不明です。

 胃がんが男性に多く、しかも50歳を過ぎると急に多くなることから、慢性的な刺激や個人的素因なども重視されています。

 前がん状態

 一般にがんの発生しやすい病気は、前がん状態として注目されていますが、胃がんの前がん状態としては、胃ポリープ、慢性胃潰瘍、悪性貧血などがあげられています。しかし、これらの病気から必ず胃がんが発生するというわけではりませんが、胃がんの多いわが国では、前がん状態と考えられるこれらの病気が発見されたならば、経過を追って定期的に検診を受けることが望ましいことです。
スポンサードリンク

 ● 症状

 胃がんが発生してもはじめのうちはほとんど症状がありません。しかし、ある程度までがんが広がると、胃が痛んだり、むーっとして、食欲がなくなったり、胃が重苦しく感じたり、胃の不快な感じを訴えたりするようになります。

 がんがさらに進行すると、胃の痛みや胃の重苦しい感じはますますひどくなり、食欲もだんだんなくなり、やせてきて、はなはだしい場合には胃の腫れ物をふれるようになります。

 もし腹膜にがんが広がると、腹腔に水がたまって腹がふくれ、腹膜炎の症状を訴えます。また肝臓にがんが広まると、肝臓がはれて、食欲もなくなり、やせてきて疲れやすくなり、ときには黄だんが起こったりします。

 胃がんの場合にがんの転移が最も起こりやすいのは腹膜ですが、肝臓やリンパ節にも転移が起こることがあります。また、起こりやすい合併症としては、腹膜炎や肝臓がんのほかに、胃穿孔、胃出血、幽門狭窄、腸閉塞、それに貧血などが上げられます。

 ● 胃がんの早期発見

 早期胃がんの大多数は無症状ですから、従来考えられていた胃がんの症状にとらわれていると早期発見はおろか、手遅れになることが少なくありませんから注意が必要です。

 胃がんは40歳を過ぎると500人に1人の割合で発見されるものですから、症状の有無にかかわらず、40歳過ぎの人では、少なくとも1年に1回は定期的な検査を受ける必要があります。胃がんの早期発見に役立つ検査としては、X線検査、胃内視鏡検査、胃細胞診の三つがありますが、まずX線検査を受け、疑わしい変化があったならば胃内視鏡検査を受け、さらに胃細胞診を受けてください。これが胃がんを早期に発見するポイントです。
 

スポンサードリンク

 


Copyright (C)  病気・症状Navi All Rights Reserved